天井クレーン トロリ線 ダブルイヤー 張替工事 を行いました。
基本的にトロリ線は1相に対して1本架線しますが、
今回は1相に2本架線されている ダブルイヤー を施工いたしました。
地面にトロリ線を伸ばせる環境ではないので、色々と工夫して作業を行っていきます。
今回もトロリ線の品質、施工の作業性を向上させる為に 整直機(整伸器)を使用しています。
ちなみに、使用しないとこんな感じにドラムの癖がついたままです。
この癖がダブルイヤーの固定、端部引き留め、中間接続点処理の際厄介な存在になります、
トロリ線架線後に巻き癖が残っているとパンダグラフの集電特性を悪化させることがあるので
当社では整直機を使用いたします。
延線に関しては新設、撤去で数kMほどありましたが
“電気屋さん”のやり方で非常に上手く延線できました。
引き留め部分です、左側にあるのが既設、右側が今回工事です。
前の職人さんは碍子に裸トロリーを巻き付けています、熱で柔らかくしてから施工したんだと思いますが、
当社は作業時間短縮するため、碍子の小さいものを特注で製作していただきました。
綺麗にまとめることができました。
限られた時間での作業でしたが、スケジュール通り試運転することができました、
安全な作業環境を用意してくれた元請様
当社を選んでくれた担当者様
一生懸命に作業してくれた社員
皆さんに心より感謝申し上げます。
これ以上に難儀なトロリ線は中々ないと思います。
トロリ線の架設に関して、
クレーンメーカー問わずお気軽にお問い合わせください。